賞金の確定申告について
オンラインカジノで得た賞金は日本での税金徴収の対象となります。例えば6月にオンラインカジノを始めたとして、その年の12月31日までに500万円の勝ち金を得た場合は、その500万円がその年の確定申告の対象になります。
所得の種類としては競馬などと同じ「一時所得」となります。一時所得とは営利目的とする継続的行為から生じた所得以外のものとなります。一時所得には次のようなものがあります。
- 懸賞や福引きの賞金品、競馬や競輪の払戻金
- 生命保険の一時金や損害保険の満期返戻金等
- 法人から贈与された金品
- 遺失物拾得者や埋蔵物発見者の受ける報労金等
一時所得・税額の計算方法について
- 一時所得の計算方法
- 「総収入金額-総支出金額-特別控除額(最高50万円)=一時所得金額」
- 税額の計算方法
- 「一時所得÷2=所得税」
- 納税額の計算方法
- 「課税対象額×所得税率=納税額」
年収に応じた所得税率
- 195万円以下の金額 5%
- 330万円以下の金額 10%
- 695万円以下の金額 20%
- 900万円以下の金額 23%
- 1,800万円以下の金額 33%
- 1,800万円超の金額 40%
こうやってみると何やらややこしそうですが、下記の例を見ていただくと納税額は簡単に計算する事ができます。
納税額の計算例
例えば年収800万円のプレイヤーが5万円ベットして500万円の賞金を得た場合。
- 「総収入金額-総支出金額-特別控除額(最高500,000円)=一時所得金額」
- (5,000,000円 - 50,000円 - 500,000円 =4,450,000円)
- 「一時所得÷2=所得税」
- (4,450,000円÷2=2,225,000円)
- 課税対象額×所得税率(収入により異なる)=納税額
- (2,225,000円×23%=517,500円
上記のようになります。ちなみに、オンラインカジノで得た賞金が50万円に満たない場合には確定申告する必要はありません。
今回紹介した内容はオンラインカジノのみで得た賞金に対する納税額が算出されていますので、その他給与所得等がある場合は勿論そちらにも所得税がかかりますのでご注意ください。