日本よりも先に統合型リゾートIRを2011年にオープンさせたシンガポールは、今では2施設で営業利益2000億円を超える規模にまで成長しました。
当面は、アセアンの経済と個人金融資産は高い成長が続く見通しです。さらにシンガポール政府は追加のライセンスを2020年まで発行しないとしていますので、まだまだ安定的にIRの業績は伸びると予想されています。
日本はシンガポールに学ぶべき!!
カジノ市場におけるシンガポールの特徴は、カジノ施設を重視するのではなく、ノンゲーミング施設を重視した統合リゾートを行ったことや施設を2つに限定したことがあると言えます。
ここに日本が学ぶべき点が多くあります。
しかし、シンガポールのIRと日本のIRの目的が違いますのですべてを真似すれば良いと言うわけではありません。
日本のIRの目的は都市競争力や観光面の促進だけではなく、日本の文化や産業面を世界に発信することも目的にしています。
シンガポールのIRから取り入れるべきところは取り入れて、日本の独自のオリジナリティーを出していく必要性があると考えられます。
市場規模4兆円とも言われている日本のカジノ市場は、果たしてどんな道をたどっていくでしょうか?今後が楽しみですね。