京浜急行はカジノを含む統合型リゾートIRへの参入を正式に発表しました。
横浜市の山下埠頭を最有力候補地として検討しており、実現すれば最大で1万人規模の雇用創出が期待できることから、ますますカジノ誘致が加速しそうです。
統合型リゾート推進法案の成立を見据えて、16日付で新規事業プロジェクトチームを設置しました。不動産やホテル・飲食企業に働きかけて企業連合を立ち上げる見通しです。
企業連合で5000億~6000億円を投資して、統合型リゾートIRの建設を進めていく方針で、横浜市以外にも東京お台場を候補地として検討していますが、2020年の東京オリンピック開業を考えると、横浜の山下公園の隣の山下埠頭の方が整備がしやすとのことです。
経済波及効果を見据えた地方自治体の動きも見逃せません。
横浜市自体もIRの整備に前向きな姿勢を示しており、すでに4月にプロジェクトチームを結成しています。1000万円の予算を計上し、カジノを含む統合型リゾートIRを建設した場合のメリット・デメリットの調査を外部に委託しています。
ただ、カジノ法案成立にもギャンブル依存症や治安悪化のデメリット部分について慎重論があるため、法案不成立の場合は、京急のカジノ構想は白紙に戻すとしています。