カジノ解禁なるか?反対の声が出ている中で、日本人の入場を制限することで法案を目指すことを決断しました。
ギャンブル依存症等の具体的な対策はカジノ法案が成立した後に整備するカジノ実施法案で決められることになっていますが、カジノ法案で日本人禁止の項目を明記するのはさけた修正が行われました。
とりあえず法案を成立してしまえば、日本人のカジノ入場を許可するかどうかなど、後からどうにでもなると思ってしまうのは気のせいなのだろうか?
傾斜産業のカジノ
実際にカジノが解禁になったところで、儲かるどうかはわかりません。アメリカ等では、カジノ市場は傾斜産業としての見方が強まっています。それを象徴するかのように近年アメリカの老舗カジノが倒産に追い込まれています。
韓国のカジノの例をみても、韓国人が唯一入場できる江原ランドカジノの収益は、他の16ヶ所の外国人専用カジノの収益合計よりも多くなっています。
日本でも自国民の入場を規制することで収益が伸び悩むことが十分に考えられます。
VIP客の重要性
マカオやシンガポールのカジノ市場が成功にしたのは、中国人VIP客が存在があったからです。
そこにはジャンケット存在やマネーロンダリングに使用される背景もありますが、バブルによる中国経済の急激な発展がマカオ、シンガポールのカジノ市場に大きな影響を与えたことは間違いありません。
つまり、日本でカジノを解禁するだけでは収益があがる保障はどこにもないのです。いかに中国人富裕層を日本に呼び込むことができるかが焦点であり、カジノを含む統合型リゾートでシンガポールが成功したわけでないと考えるのはあさはかなのだろうか?