今期臨時国会でカジノ法案審議を再開することは難しい可能性が強くなっていることが明らかになり、2015年の通常国会に審議がずれ込む情勢が確実視されています。
しかし、来年の通常国会でも様々な重要な法案審議が予定されており、安倍首相が経済発展や観光立国の目玉として後押しし、他の法案審議よりも優先順位を上げないと通常国会でのカジノ法案成立も厳しいのではないかとの見方もあります。
業界関係者によると、もし通常国会でも同法案が可決成立しなければ、東京オリンピック・パラリンピックに間に合わないのはほぼ確実で、当初開業を目指していた2020年よりも3年から4年程度遅れて、2024年頃の開業になる可能性があるとのことです。
日本でカジノ運営は刑法で禁じられていますが、経済発展、観光立国の目玉として合法化するための法案を今臨時国会で審議し、成立させるはずでした。
ですが、政治資金問題や閣僚の辞任等で国会運営が停滞し、当初の予定より大幅に遅れているため、再び継続審議することを決議して臨時国会を終わらせる公算が大きいと言われています。
今までカジノ解禁の話は幾度となく出てきていましたが、気づいたころには消えているといった形が多くあった中で、東京オリンピックの誘致が決定し、そこに便乗したからこそここまで具体的に話しが進んでいたのではないかと思っていたのですが、こうなるともはや東京オリンピックは無関係になってきます。
今回は世界中を巻き込んでの日本カジノ構想ですので、またいつものように消えてなくならないと良いのですが…